2013年のビオトープ


5月19日の観察会

例年ならビオトープにはたくさんのコウホネの葉が伸びてきている頃だが、コウホネの姿がまったく見えない。

山から下りてきたシカに全て食われてしまったようだ。じゃぶじゃぶ池から20株ほどのコウホネを移植する。 

5月31日

5月19日に植えたコウホネが全て無くなっている。
唯一残っていたショウブも葉を食われ、地下茎まで掘り起こされている。
犯人はシカだけではないと思ったら、イノシシのフンを見つけた。
イノシシまで、ビオトープを荒らし始めた。
既にタガメの産卵期が始まっているのに、このままではタガメが卵を産みつけるものがない!
コウホネを30株、ミクリを30株ほど移植する。
何とか食害にあわないで欲しいと祈るような気持ちだ。


6月4日

4日前に植えた植物が全て食われたり、引き抜かれたりしている。
浮いたコウホネの地下茎はかじられている。イノシシが掘り起こしてかじったようだ。
岸辺にわずかに生えたイグサでタガメの卵塊を1個確認したが、他には産卵できそうな所が無い!
これほどシカやイノシシの食害がひどいと、今年のタガメの繁殖はひどい状況になりそうだ。

タガメの産卵床として棒杭を50本ほどたてたが、半分は鹿やイノシシシに食われるかもしれない。

立てた棒杭に卵塊

 
6月7日

棒の大半が鹿や猪に倒されているのではないかと心配していたが、倒れていたのは
数本だけだった。上池の棒杭に卵塊発見、良かった、と安堵する。
ビオトープを囲う杭と網を施設の方が手配してくれることになった。
次の観察会のときに、ビオトープを網で囲う予定!


6月16日

6月7日の卵塊は他のメスによって壊され、3卵しか残っていなかった。しかし、新たに8個の卵塊が
見つかった。卵塊は当方で立てた棒に4個、岸辺のイグサに2個、奥の池のフトイに2個だった。
この時期に8個の卵塊は、順調以上な繁殖が行われていることを示している。
今年の秋にもかなりの数の新成虫が出現するだろう。

昨日久しぶりに雨が降り、新しいモリアオガエルの卵塊がビオトープの岸辺に産みつけられていた。

久しぶりの雨でモリアオガエルが産卵 池のまわりに鹿・猪を防ぐ網を設置した

7月6日、7月21日
 6月16日に苦労して網をセットし、コウホネなどを植えたが、上池にまた獣が侵入して、水草はすべてやられた。
プラスティックのペグがはねとばされていた。 網を金属製のペグで止め、水草を植える。今度こそ!!
奥の池のフトイに大きな卵塊が産みつけられていた。上池のタガメが奥の池に移動したのか?
一人で簡単な調査をしてみると、上池は未ふ化の卵塊2個、5令幼虫6匹、2,3,4令幼虫各1匹を確認した。
下池では、未ふ化の卵塊3個、今朝ふ化したばかりの卵塊1個を確認する。また、腹の大きい♀成虫1匹、
5令幼虫1匹、4令4匹、3令4匹、2令2匹、1令多数を確認できた。少なくともこの数倍はいるだろう。

7月21日、新成虫がたくさん出現した。このほかに5令幼虫を60匹以上確認した。来月の例会までに100匹以上が羽化するだろう。

奥池のフトイに大卵塊  いろいろな令の幼虫がいた 7月21日の新成虫と5令幼虫

8月18日

防獣柵の効果で草が復活した タガメビオトープだけで98匹の新成虫

 鹿や猪の侵入さえ防げれば、ビオトープの植物はすぐに復活する。コウホネ、ミクリ、トチカガミ、コナギなどが
繁茂した。ミズアオイの大きな株も育っている。自然な池のような様相がもどってきた。
タガメの新成虫はタガメビオトープだけで、98匹を確認した。しかし、草が良く茂っているので、ビオトープ内には

実際にはもっと多くのタガメがいるに違いない。5令幼虫もまだ10匹以上いたので、今年の羽化数は150匹以上と
なることはまちがいないだろう。植物が無くなり冷や冷やしたが、例年通りの繁殖数を確保できたことになる。

9月10日
 伊勢小学校の観察会、タガメ調査をしているときに、水中にひものようなものが見えた。
何かと思ってすくってみると、それはヤマカガシの幼蛇(全長26cm)で、なんと、タガメが捕食中だった。
網ですくっても、バットに移動しても、そのタガメは獲物を放さなかった。

ヤマカガシ(26cm)を捕食中のタガメ ヤマカガシ(26cm)を捕食中のタガメ タガメに殺されたヤマカガシの幼蛇(26cm)


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