2009.3.15

 暖冬の影響なのか、今年はニホンアカガエルの
産卵が、1月末に始まり増した。2月中は順調に産
卵が続きましたが、3月に入ってからはあまり多くあ
りません。
 15日にアカガエルの卵の観察会があり、卵塊の
数を数えました。卵塊に割り箸を刺して数えていき
ます。これまでの数えたものと併せて、今年の卵
塊数は、865個になりました。
 ほぼ例年通りで、これで今年も大丈夫という気分
になれました。

2009.5.17

もどってきたタガメ

 雨天や神戸でインフルエンザ新型が発生したためか、参加者は少なかった。シュレーゲルの合唱に混じってモリアオガエルの声も聞こえた。
 増えすぎたコウホネを間引きながら、もどってきたタガメを探していたところ、まだ早いだろうという予想に反して、雄1匹、メス2匹がもどってきていた。3匹とも背番号がついていた。
 来月までにはもっと多くのタガメがもどり、産卵も始まっているだろう。

2009.6.15

今年最初のタガメの卵塊
クロゲンゴロウ1令幼虫

シオカラトンボを捕食するコオニヤンマ

 タガメの卵塊が3カ所にあった。1個は産卵されたコウホネの茎を鹿がかじったようで、卵塊が水没していたが、それでもこの時期に3個とは、今年も順調な始まりと言える。
 先月クロゲンゴロウを4匹放流したが、産卵したようで、1令幼虫が6匹網に入った。かなり産卵したようだ。

 ビオトープ脇で、つながって飛んでいたシオカラトンボをコオニヤンマが襲った。オスは逃げてしまったが、メスが捕食された。トンボの世界も弱肉強食だ。

2009.7.15

バケツのなかで交尾するタガメ
日中に波おこしをする雄

 6月25日に、背番号『はやと2』が卵を保護していたが、既にふ化していた。この雄はタガメの里会員の田中はやと君が育て、昨夏に放流したものだ。
 7月12日の観察会の調査では、タガメの5令6匹、4令16匹、3令25匹など、順調に繁殖成育していることがわかった。
 クロゲンゴロウ幼虫は、終令幼虫が10匹見つかった。まもなく上陸するだろう。

 卵を抱え腹が大きくふくらんだ雌と、雄が見つかった。この2匹をバケツの中に入れておいたら、なんと交尾を始めた。タイコウチでは良くあることだが、タガメでは初めて見る行動だったのでびっくりした。すぐに離れたが、このペアを池に戻したら、なんと雄が波おこしを始めた。
 バケツ内での日中の交尾や、日中の波おこしなど今日は初めて見る行動が多かった。

次のページに移動