世界には、二十数種類のタガメがいます。左の標本はその一部です。
最大は南米に住むナンベイオオタガメ(上段左端の2匹)で、体長が100mmを 越えます。メキシコから米国南部にかけて分布するL.
uhreli(中段右端)は、体長45mmほ どしかありません。(日本のタガメは、体長約60mmです)
全ての種で、オスが卵塊を保護すると思われますが、メスが卵塊破壊をする種は限られているようです。
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タイワンタガメ L . indicus のオスと卵塊 |
タイワンタガメの3令幼虫 | L. uhreli のオスと卵塊 米国南部からメキシコ |
L. uhreli の3令幼虫 | L. medius のオスと卵塊 米国南部のタガメ |
L. griseus 北米のタガメ |
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ナンベイオオタガメ L. maximus |
左、ナンベイオオタガメのメス 右、日本タガメのメス |
L. insulanus ニューギニアタガメ |
タガメの一種 アルゼンチン |
L. cordofanus アフリカに広く分布する |
左の写真は、アフリカのカメルーン産のコオイムシ亜科の昆虫です。
タガメに非常によく似ていますが、この虫はコオイムシのようにオスが背中に卵を背負って保護します。
この虫は前足の爪が2本あります。これはコオイムシ亜科の虫の特徴です。
タガメの仲間の前足の爪は1本です。
アフリカにはこの他にも、このような『タガメモドキ』の仲間が数種類います。