2005年1月5日

伊勢自然の里のなかでも、日当たりの悪いタガメ池の周囲には、先日降った雪がまだ残っています。
月にオープンした自然の里も、9ヶ月がたちました。
私たちが1999年にここにビオトープをつくってから、6回目の正月です。

虫の姿は見えませんが、鳥たちは元気に活動しています。施設のレンジャー、脇坂さんが鳥の調査を行っています。かすみ網で捕らえた野鳥に脚輪をつけて再び放しているのですが、今日はルリビタキの幼鳥がかかっていました。網にはかかりませんでしたが、3羽のカケスの姿も見ました。来月、ニホンアカガエルがやってくるまで、しばらくは野鳥の観察で楽しもうと考えています。

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2005年1月9日

今年最初の観察会、冬越しについてのスライドを見たあと、
タイコウチやオオコオイムシの越冬調査を行った。
タイコウチ、オオコオイムシともに、水際の土のう袋の下で

発見された。左の写真では東部が水中にあるが、袋をどけ
た直後は、この水はなかった。
ミズスマシが、池の水際のすぐ上の草の中で見つかった。
隠れて越冬しているという感じでもなく、すぐにでも活動でき
そうな状態だった。

2005年2月21日

ニホンアカガエルの卵塊の数は、450個を超えて増加中です。20日の夜、写真家の前田憲男さんと一緒に調査を行いました。一昼夜雨が降り続いた後で、ビオトープ横の通路や土手には、池へ向かうニホンアカガエルがたくさんいました。産卵中のペアは確認できませんでしたが、水中には包接しているカップルも見ることが出来ました(左上写真)。

2005年4月17日

タガメの里スタッフシャツ ショウジョウバカマ

例年春に行う泥上げ作業

2005年4月17日、どの池もニホンアカガエルのオタマがいっぱいでした。
土手には、ショウジョウバカマがたくさん咲いています。ハコベやキランソウなども咲き始め、春の盛りです。シュレーゲルアオガエルの鳴き声も良く聞こえます。
 池の中では、メダカが大きな群れをあちこちでつくって、泳いでいます。たくさんのタイコウチが活動をはじめ、コオイムシの卵を背負ったオスも見つかりました。
 ホソミイトトンボの姿はまだ見えませんでしたが、ホソミオツネントンボが姿を見せていました。羽化直後のダビドサナエも谷川から飛んできていました。
 ゴールデンウィークには、もっと多くの生き物たちが姿を見せるようになるでしょう。

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