2006.10.15

 タガメが13匹見つかったが、そのうち10匹には
背番号がなかった。佐用のビオトープでも同じよう
なことがあって、それはビオトープ以外の場所で繁
殖し飛来したタガメだった。この日見つかった10匹
もビオトープ外の水田で繁殖した可能性がある。そ
れなら嬉しい!未来が開けてくる。


 この日はカマキリをたくさん集めて、ハリガネムシ
が寄生しているかどうかを調べた。子供たちはタガ
メさがしそっちのけでカマキリを捜していた。ハラビ
ロカマキリを水の上に置くと、次々にハリガネムシが
出てきた。その瞬間は皆つばを呑んで凝視、気持ち
悪いと言っても、やはり生き物好きの人たちばかり、
ハリガネムシが出てくるときは、目が釘付けになって
いた。11匹のハラビロカマキリのうち6匹にハリガネ
ムシが寄生していた。1匹のカマキリから2匹出てき
た例が2件もあった。オオカマキリやコカマキリから
は出てこなかった。

 トンボの多い日で、マユタテアカネに混じってキト
ンボ、ネキトンボ、アキアカネが採れた。コシボソヤ
ンマもつかまった。帰りがけ空を見上げると、ビオト
ープの上でアキアカネの群れが遊んでいた。アキア
カネの飛来は久しぶりだ。帰りがけに大池でナニワ
トンボとマイコアカネを見た。アカトンボの最盛期だ!

アキアカネ

ネキトンボ

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2006.11.3

越冬前のタガメが水中で3匹見つかった。
075,106,126番の3匹だ。

下池の池内に水面より5cmほど高い台地を造り
右写真のように波板で囲んだ場所を造った。

この囲みの中に上記の3匹を入れた後に、草を
たくさんかけ、その上に波板を置いた。
この中でこのまま越冬するか、飛び去るか様子を
見ていく。次回の観察会では、タイコウチやコオイ
ムシを含めた生き物の越冬調査をするとともに、
この囲いの中のタガメの様子も調べる。

2006.11.17

土に潜っていたタガメ126 泥を拭いて番号を確認

上にのせていたトタンをはぐり、草を全部どけてみたがタガメの姿はない。11月3日の後にも暖かな日があったので飛び去ったかも知れないと思いつつ、泥を少しずつめくっていった。地面のすぐ下にも
いない。半分諦めかけて、強引に掘っていったら、地表から数センチのところに完全に潜っていた。
 ほとんど土と一体になっている感じだった。このビオトープで初めて見つけた越冬個体だ。水際のどろを丹念に掘り起こしていけば、まだ見つかるだろう。12月3日の観察会が楽しみだ。

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