2007.7.20

7月15日の観察会までの今年の結果
タガメ池で少なくとも6個、ジャブジャブ池で2個の卵塊が産み付けられた。
タガメ池の6このうち最初の2個は鹿による食害(鹿が卵塊のついたコウホネを食べた)など
でふ化せず。他の卵塊は無事にふ化した。

 15日の調査では、1令から5令まで、全ての令の幼虫がいたが、若令の幼虫は少なく、4,5
令が目だった。次回8月5日の観察会では、少なくとも十数匹の新成虫を見ることができるだろう。

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2007.8.12

アクアフレンド観察会 確認したタガメ成虫と5令幼虫

 8月5日のタガメの里をつくる会の観察会で、タガメの新成虫を10匹したが、5日午後のタガメの里親報告会に持ち寄られたタガメ成虫は2匹だけだった。
 8月12日の水族館アクアフレンドの観察会でさらに11匹の新成虫にマーキングした。8月12日には、この他に5令幼虫が10匹いた。取り逃がしている分もあるはずなので、今年の総羽化数は、50匹ぐらいになると予想できる。

2007.10.7

 8月5日に放流した、里親が育てたタガメが再捕された。ここ数年で数十匹以上、里親が育てたタガメを放流しているが、なぜか、再捕できなかった。再捕できたのはこれが初めてだ。
 本日4匹のタガメに背番号をつけて、これで今年マーキングしたタガメ新成虫は46匹になった。8月に50匹ぐらいの羽化数を予想したが、実際は60匹以上羽化したと思われる。


 先月の観察会で、池のなかに越冬用の島を作ったが、今日はその周りを波板で囲み、本日再捕した14匹を囲みのなかの水部分に放した。
 この14匹のうち何匹が飛び去り、何匹が島で越冬するのだろうか。島で越冬する個体が多ければ、雑木林ではなく、水際で越冬する個体が多いことになり、タガメの越冬場所に関する定説が崩れることになる。また、島で越冬する個体が多ければ、来春この池に現れるタガメの数が多いことになり、ビオトープの作り方についての論議も、きちんとできるようになる。

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