タガメってなんだろう?

 タガメは、アメンボやタイコウチなどと同じ水中にすむカメムシの仲間です。日本最大の水生昆虫で、雌は体長が6pを越えます。
 タガメの仲間は、世界に二十数種おり、ヨーロッパを除く熱帯から温帯にかけて分布します。最大のナンベイオオタガメは、なんと体長が10pを越えます。東南アジアにすむタイワンタガメは、タイなどでは、高級な食材として利用されています。

 
ガメは、その鋭い前足でドジョウやトノサマガエルなどを捕らえて食べます。針のような口を獲物の体に突き刺すと同時に、消化液を送り込みます。この液には毒の成分が含まれているため、大きなカエルでも数分で動けなくなります。消化液で溶けてどろどろになったえものの肉を、口をストローのように使って吸い込みます。決して、ドラキュラのように血を吸っているわけではありません。





『外国のタガメ』の部屋を見たいひとはどうぞ